愛する人のすべてを自分のものにしたいという願望は叶わない 〜さそり座と恋愛〜

恋をしたとき、、人は相手のすべてを知りたいと思うし、わたしのことを一番に、わたしのことをいつも考えてほしいと思う

相手の興味関心をすべて自分に向けたいし、実際に向いてほしいとも思う

そした気持ちを表にわかりやすく出さないとしても、心の奥底では本当はそんな風に思ってるかもしれない。。。

そうした気持ちになった体験って、ありますか？（どきどき）

 

もしかしたら、それって恋愛だけじゃなくて、友達とかも当てはまるかもしれない

ひとりの人と深いつながりを求めるがゆえに、真剣になっちゃうし、そうなると人は相手の全てを求めるようになっていってしまう

そんな風に思います

 

「相手のすべてを手に入れよう」とすると起こること

さそり座のキーワードは「I desire 我、欲する」と言われていて、ひとりの人にとても深く入り込みやすい星座

だから、さそり座は占星術の中で、恋愛・性・セックスを読みとく星座にもなる。相手から究極の愛情を確認したいというさそり座の思いがあるからです

 

ちなみに人間にとって一番深い愛は、恋愛感情なんだそう

母親の愛情も深いけど、それは１０年、２０年と（さらには永遠に）時間をかけるものだから、ゆったりと大きい愛情といった方がしっくりくるかもしれない

一方で恋愛感情って、一時的に集中して注がれる強くて激しいものだと思う

 

そんなさそり座は、相手のすべてを見ている（監視してるに近い？）

何でみてるかというと、そこに自分に対する裏切りがないかもそうだし、その相手は自分の全てを注ぐに値するか、というとこもみてるんだと思う

こ、怖い

けど恋愛とか（ときには友情も）、そういうところってあるんじゃないでしょうかね

 

「相手のすべては手に入らない」とわかると起こること

でも結局、相手の全てを自分のものにすることはできないって知るときが来ると思うんですよね

そこまで人って誰かのために自分のすべてを捧げることはできないから。。

 

実際に自分の気持ちを抑えられなくて、相手を束縛して、嫉妬して、しつこく愛を確かめてって、ってやってしまったとき、やっぱりその恋愛は終わると思う。お相手は離れていってしまうよね

自分のものにしたい強い気持ちをなんとか抑えられたとして、そうすると今度は”相手の全てを自分のものにはできないんだ”という事実を受け入れなきゃいけないわけで、その時におとずれる絶望感ってある

その絶望感というか、どこか負けた感じみたいなものに降参できると（というか相手と一緒にいるには降参せざるを得ない）、深い関係って実は絶望と共にあるんだという境地に行き着く気がするのです

なんだ、そうだったんだ。って気が楽になる

相手を失って気づく絶望かもしれないし、相手はそばにいるけど全ては手に入らないという絶望かもしれない

愛が深いゆえに諦めることを知り、絶対こうしてやる！っていうこだわりみたいなものを捨てられると、ぴーんと張り詰めていたものがゆるんで、自分にも相手にもやさしくなれるものだなと

恋愛って、真剣になれば絶望もするけど、すごく成長できるものですね

 

さそり座の強く欲する思いは、すべては手に入らないという現実の絶望を経由して、それでも大切な人を愛するというところに行き着くんだろうか

そう考えると、なんて切なく、なんて温かく、なんて信頼できるだ！と思う

 

さそり座の体験って、さそり座生まれじゃなくても、恋愛を通じてみんなしてるんじゃない？そんな気持ちになります