とある平日のお散歩。佐倉美術館にて
私は人混みがどうも苦手で、いつだったら混んでないかなとよく考えています。
昔よりかはだいぶ気にならなくなったけど、まわりの話し声とか騒音が全部同じボリュームで聞こえる。普通の人は誰かと話していたら、その声がメインになってそれ以外の音は小さく聞こえたりして強弱があるらしいけど、私の耳には全部が同じ音量で入ってくる。
これがいわゆる敏感体質とやらなのかはわからないけど、なかなかしんどい。だからのんびり集中して楽しみたい展示会は、なるべく平日に時間を作って行くようにしてます。
ということで、ずっと行きたいなと思っていた佐倉市立美術館に行ってみることに。
気になるところから読む
佐倉市立美術館
私が住んでいるエリアからすぐ。京成佐倉駅からは、ながい緩やかな坂をずっと真っ直ぐ10分ほど登ったところにありました。
風情のある立派な建物。大正時代に建てられた川崎銀行の支店だったそう。日本橋の三越の裏もこんな感じだったな。あれは日銀だったかな?こういうレトロな歴史を感じる建物はホッとする。
人の気配もほとんど無く(笑)、ウキウキしながら中へ。
まさかの
案内が全くないので、すみません〜と入口の係の方に話しかけてみると、前の日までフランソワ・ポンポンの企画展をやっていたそうで、この日から通常展示への切り替えのため臨時休館らしく。なんというバットタイミング!
どうりで人がいないはず(笑)
ただ私は美術館の空間好きというタイプなので展示が見れなくてもOK。むしろ併設されているギフトショップとかカフェでのんびりする方が趣味なので、今日はそちらを楽しもうと奥へ。
美術本が自由に読める本棚のコーナーがあって、気になる何冊かをお借りしてカフェで読むことに。
誰もいない(笑)
美術館で美術本を読む
なかなかいい時間。
画家の生い立ちから始まって、その人はどんな体験をして、どんなことを考えて、どんな思いを作品に込めたのか?
作品ってその人の人生哲学だし、人柄そのものが出たりするし、世の中に伝えた買ったことが詰まってる。いい作品だなって思う時、解説とか読むとやっぱり共感できる部分がすごくあってうれしい。
1994年に開催された企画展「フランス近代絵画/光と色彩の流れ」の図録を手にとって読むことに。
愛の画家と呼ばれていたシャガール。大切にしていた奥さんのベラをテーマにした作品がたくさん。
「休息(ベラと花)」
シャガールの絵は温かいな。
ショップに置いてあった冊子。こちらはルオー。ルオーの作品は汐留のパナソニック美術館に展示があったな。宗教画ももっと知りたい。
美術館をいつもと違うかたちで楽しめた1日でした。