芸術がよくわからなくても美術館は楽しい
私は、美術館という“場所”が好きです
もともと誘われなきゃ美術館なんて行かない人間だったのですが、夫が話題の展覧会とか頻繁に行く人だったので、その影響で足を運ぶようになりました
会社を辞めて時間ができたとき、平日の日中に近所にあった目黒の東京都庭園美術館に行ったのですが、、それがすごくすごく良かったんですね!
休日と違ってとにかく静か。日々の喧騒から解放されて、まったくの異世界にきたようでした♡
ただでさえ人混みが苦手なので、混んでるだけでエネルギーを消耗してしまう私
美術館と言えば、上野の国立西洋美術館とか、六本木の国立新美術館を思い浮かべがちですが、、いやいやこじんまりした美術館の常設展(特に平日)もいいよーという感じです
いいよいいよと言いながら、何かいいんだって話しですが(笑)
私が感じていることをまさに文章にしてくれてる本に出会いました!
『芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本』藤田令伊 著
最初に書いたように、まず私は美術館という“場所”が好きなんです
別に芸術とか歴史に詳しいわけでも全然ないし、いまだに絵のキャプションを先に読んで情報を先に入れてしまうタチです(本当はもっと絵を純粋にみて、何か色々思ったり感じたりしたい…)
そんな私でも、美術館という空間を楽しむことはすぐにできました
特に美術館にあるカフェは初心者には最高の場所ですよ〜
本からちょっと引用すると、、、
美術館のカフェに座れば「人生の景色」が見えてくる
私たちはふだんの生活においては目の前のことに追われたり、仕事という義務に縛られたりして、人生の来し方行く末を落ち着いて眺める機会がなかなかありません
そんな刹那的な生き方では動物と大して変わらないかもしれません
美術館のカフェという非日常の空間でぼんやりしていると、いまの自分の境遇、これからの可能性、近々起こりそうなこと、自分を取り巻く人間関係、自分が経てきた過去の意味といったものに想いが向かうときがあります
日常とは違って、やや鳥瞰的に自分と人生を見つめ直す機会になるように思います
そうそう!私が「ここは異世界だ♡」って思ったのは、そういう風に感じてたからだと思う
静かにクリアに穏やかな気持ちで、自分って何者だろうって考えたかった
俯瞰して自分を眺める体験って、あれこれ一人で頭で考えてるだけで出来るもんじゃなくて、そうできる場に身を置くってすごく大事です
私が東京都庭園美術館と同じぐらい好きな美術館の一つ、佐倉の「DIC川村記念美術館」
こちらも庭園が素晴らしく、贅沢で豊かな自分時間がすごせます♪
中庭の池には白鳥たちも〜
美術館の途中にあるお茶室
このときはカラーフィールドという展覧会をやっていて、限定の和菓子
黒蜜にさらに竹墨を入れてるらしく、クリアな葛羹とのコントラストが美しい♡